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「新しい家が欲しい!」と思ったとき、なにをすればいいのでしょうか。
家を新しくするには三つの方法があります。
リフォーム(増改築)するか、買い換えるか、あるいは建て替えるか、の三つです。
なかでもいちばん手っとり早く、経済的な負担も軽くて済むのはリフォームでしょう。
リフォームといってもじゅうたんをフローリングに替えるといった小規模なものから、設備や内装を全面的に入れ替えるといった大規模なものまで、かかる費用もまちまちです。
とはいえ、大規模な模様替えをしたとしても、まるごと建て替えるより費用は安上がりなはず。
基礎や骨組みはそのままで内外装だけ入れ替えれば、見た目には建て替えとほとんど変わらないでしょう。
ただ、建物の構造部分を取り替えなかったぶん、建て替えに比べて耐久性は劣ることになります。
長期的なメンテナンス費用なども考えると、建て替えのほうが安上がりなこともあります。
目安としては、建て替えに必要な費用の六割を超えるようなら、建て替えを選んだほうがトクだといわれます。
全面的なリフォームや建て替えの場合、土地を新たに買う必要はありません。
その代わり、いったん家財道具などと一緒に仮住まいに引っ越し、工事が完成したらまた戻って来なければならないのです。
費用や手間も無視できないでしょう。
その点、買い換えなら引っ越しは一回で済みます。
あらたに家を土地ごと買うわけですから、費用は高くつきますが、いままで住んでいた家を売った価格との差額分だけ払えばいいので、場合によっては軽い負担で済むこともあります。
買ったときより値下がりしていても、最近は不足分をカバーするための買い換え専用ローンも出ています。
マンションのリフォームでよく見られるのは、カーペット敷きの床をフローリングに替えるというケースです。
ダニやほこりがたまりにくいという点からフローリングを希望する人も多いようですが、最大の欠点は音が響きやすいこと。
そのため、管理規約でフローリングエ事を制限しているマンションも少なくありません。
リフォームする前に、理事会の承認が必要かどうかなどを必ず確認しておきたいところです。
家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、住み慣れた部屋の間取りを変えたいと考える人も多い。
家族構成に合わせて間取りも変化させたいでしょう。
この際に重要なのがマンションの工法です。
柱と梁で建物を支えるラーメン構造の場合は間仕切り壁の移動が比較的簡単ですが、壁で支える壁構造では動かせない壁が多くあります。
リフォームプランを考えるときには、住んでいるマンションがどちらの工法で建てられているのかを、まず確認する必要があります。
ラーメン構造のマンションの場合、夫婦二人世帯や独身世帯など家族数が少なければ、間仕切り壁を取り払って室内を広く使うという方法も有効です。
リビングと寝室との境を収納棚で仕切るといった工夫も、限られた専有面積を活かす一つの方法といえるでしょう。
逆に家族数が増えたら部屋を二つに仕切ることを考えてもいいのです。
新築当時は建築確認の関係で各居室が開口部に面していなければならず、あまり細かく部屋を分割できません。
でも、建築確認のいらないリフォームなら、かなり自由がききます。
ただし、開口部のないいわゆる「あんどん部屋」は昼間も暗くなりがちです。
そこで間仕切りに曇りガラスを組み込むなど、できるだけ自然光の届きやすい工夫を考えてみましょう。
水まわりの位置を勝手に動かせないなど、マンションリフォームには制約もつきまといます。
与えられた条件のなかでいかに希望を取り入れられるかは、リフォーム会社の経験に左右される部分も小さくありません。
リフォーム会社を選ぶときは、営業期間の長さや、「マンションリフォームマネージャー」などの有資格者がいるかどうかなど、マンションリフォームの熟練度もチェックしてください。
より快適な住まいを実現させるためにせっかく住み慣れた家をリフォームするのですから、いままで以上に快適な住まいを実現したいものです。
とくに注意したいのは通風と採光。
隣家が接近していて窓が十分に設置できないようなケースでは、天窓(トップライト)を活用して家のなかに光と風を取り込むようにすることも考えられます。
また、曇りガラスを使ったルーバー窓なども、外部からの視線をさえぎるのに有効です。
マンションと違い、一戸建てなら水まわりの位置を思い切って変えることも不可能ではありません。
主婦が長い時間を過ごすキッチンを南側に配置すれば、日当たりのよい快適な空間で家事をこなすことができるでしょう。
高齢者ならずとも長年使っていた家具や建具などには愛着があるものです。
そうした既存のものを活かせるのもリフォームのメリット。
新しい部分と古い部分との調和を楽しむのも一つの考えです。
また、広い空間をつくろうと思っても、工法によっては取り外せない構造壁や柱などが残ってしまうケースもあります。
そんなとき、発想を変えて壁や柱をインテリアの一部に取り入れてしまってはどうでしょうか。
むき出しになった鉄骨に塗装を施すことで、個性のある内装に変えることもできます。
たとえ内装を一新しても、以前と同じように部屋じゅうに物があふれていたのでは、代わり映えしません。
リフォームの際にはぜひとも収納力をアップさせて、家のなかをスッキリさせましょう。
限られた空間を活かす収納方法としては、屋根裏収納や床下収納、壁面収納などが考えられます。
壁面収納を設置するときは、間仕切りやハンガーの位置を上下左右に動かせるタイプにすることがコツ。
子どもの成長や家族構成の変化に応じて収納するものも変わってきますから。
水まわりのリフォームは日頃目に見えない配管をメンテナンスするいい機会です。
どうせなら一か所だけでなく、家全体の配管をチェックしたいところ。
浴室やトイレ、キッチンなどはバラバラにリフォームするより、まとめて工事してしまったほうが費用が安上がりになるケースもあります。
リフォームは家の構造体をチェックするチャンスでもあります。
もし耐震性や耐久性に不安があるなら、リフォームの際に補強工事もお願いしましょう。
後述する公庫のリフォームローンでは、耐震性をアップさせる工事などの場合に金利が低くなるしくみになっています。
住まいのリフォームにはどのくらいのお金がかかるのでしょうか。
リフォームする規模や設備のグレードなどにもよりますが、数百万円〜一五○○万円前後といったところが一般的でしょう。
一戸建てのリフォームで費用が二○○○万円を超えるようだと、建て替えたほうが経済的ということになるかもしれません。
いずれにしろ、現金で支払うにはかなり重い負担です。
やはりローンを組むケースが多くなるでしょう。
リフォームローンにもいくつか種類がありますが、まず検討したいのは住宅金融公庫です。
公庫には、一定の条件を満たせば工事費の八○%まで借りられるリフォームローンがあります。
申込期間が限られるなどの制約はありますが、固定型の低い金利で借りられるおトクなローンです。
さらに工事の内容が「バリァフリーエ事」「省エネルギーエ事」「耐震改修工事」のいずれかにあてはまる場合は、最も低い基準金利が適用されます。
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